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ROAGENT FIELD GUIDE

LAYER 03 / 05 — TOOLS & EXECUTION

実行
判断を、現実の操作につなぐ。

API、ブラウザ、既存の業務アプリ。エージェントは許可されたツールを使って操作し、その結果を確認します。

RO合同会社 編集 / 2026年10月17日公開

一般的な構成を5つの役割で説明するガイドです。層の区分は統一規格ではなく、各層は業務の中で連携します。

実行の層は、何を担う?

LLMが文章を生成することと、業務システムに変更を加えることは異なります。実行の層では、モデルが選んだ操作を、APIやブラウザなどのツールへ渡します。どの操作を許可するか、入力が正しいかは、実装側でも検査します。

ブラウザ操作は画面の変更に影響され、APIでもタイムアウトや部分的な成功が起こり得ます。呼び出しが終わっただけで完了とせず、保存されたデータや成果物を読み返して結果を確認します。

設計する項目を、具体的に。

項目考えること説明用の例
読む情報取得を行う権限のある商品台帳を取得
作る・変えるデータや成果物を作成する見積下書きを保存
送る・公開する外部への影響がある操作承認した版を指定して送信
確かめる実際の結果を確認する保存ID・内容・版を読み返す

実務では、ここを考える。

小さく、意味が分かるツールにする

何でも操作できる権限を一度に渡すより、商品を読む、下書きを保存する、承認済み成果物を取得する、といった責務に分けます。入力形式・戻り値・失敗条件を明確にします。

同じ依頼の再試行で、二重処理しない

タイムアウト時には、処理が実行済みか分からないことがあります。再実行の前に状態を確認し、同じ依頼を識別するキーや重複検査を使って、二重登録・二重送信を避ける設計にします。

読取権限と変更権限を分ける

情報を取得するために、管理者としての全面的な権限を渡す必要はありません。読み取り、下書きの作成、外部送信などを分け、必要な範囲の認証・権限で実行します。

つまずきやすい点

「送信しました」というモデルの応答があっても、送信APIが失敗している可能性があります。ツールの戻り値、送信先、保存ID、実際の状態を確認し、未確認なら未確認と伝えます。

見積下書きの例で見る。

サービスAを2件、見積もる仕事を例にします。以下は仕組みを説明するための架空の条件・金額で、ROの料金表やAPIの実行結果ではありません。

READ商品台帳 v3から単価10,000円・税率10%を取得する。
CALCULATE数量2件:小計20,000円、税2,000円、合計22,000円。
VERIFY保存した下書きの金額・数量・参照した版を読み返す。

全体の流れをデモでたどる

導入前に確かめたいこと。

  • ツールごとに入力形式と操作範囲を定義している
  • 権限と入力を実装側で検査している
  • 再試行時に処理済みか確認できる
  • 実行結果と実際の保存・送信状態を照合できる

操作の途中経過と参照情報を支える、記憶・状態の層へ進みます。

実装例と、説明用の整理を分けて見る。

RO_APIの紹介では、見積下書きの生成・検査・承認など、ローカルデモで確認した範囲を示しています。実装状況は、各担当業務の紹介をご覧ください。

RO_APIの実装・検証範囲へ

どの仕事を、どこまで任せる?
そこから、一緒に考えます。

ROは、AIエージェントの開発・導入と内製化支援を行います。現在の業務、利用中のシステム、人の確認が必要な箇所を整理するところから。

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